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【プレス加工事例002】をご紹介いたします!~板厚以下の加工編~

【プレス加工事例002】をご紹介いたします!~板厚以下の加工編~

【プレス加工事例002】をご紹介いたします!!~板厚以下の加工編~

めっき材料を使った、板厚以下の同時抜きプレス加工のご紹介です。

【ご依頼内容】
・0.64㎜の真鍮ニッケルめっき材(先めっき材)を、0.5㎜幅で10か所プレス加工がしたい。

・端子が左右に振れてしまうと、端子が接触してしまうため、端子の振れはNG。

・端子の幅が狭いため、平打ち加工をして、平面の面積を確保したい。

・その他複合的な加工あり。
材質:真鍮(ニッケルめっき材)


【ポイント】
①板厚以下の加工
抜きに負荷がかかるため、材料の細かいカスが発生しやすく、打痕になりやすい。

②端子の振れNG
本来、プレス加工の負荷を減らすため、数本に分けて加工したいが、それでは端子の振れが
出てしまうため、10か所同時抜きしか方法がなかった。
1か所でもカスが発生して打痕になりやすい加工を、10か所同時にプレス加工するという
かなり難しい加工です。

③先めっき材
先めっき材は、プレス加工時にめっきの粉が出て、打痕になりやすい。

④平打ち加工
平打ち加工とは、抜き加工後に平坦なパーツで上からプレスをして、平坦度を出したり、
平坦な面積を確保する加工です。

①番~③番の細かいカスによる打痕の要因がある中で、④番で上からプレスをしてさらに打痕の確率を
上げてしまうプレス加工です。


【事例】
プレス加工当初は、いろいろと対策を盛り込んでも、約30%の不良率の高さでした。
(完全に不採算でした)

その後、金型の改善はもちろんですが、送り装置、プレス油、各種タイミングの見直し、エアの設定等、
ありとあらゆることを試しては、その都度不良率がどの程度減ったかを細かく検証していきました。
非常に困難なプレス加工でしたが、問題を解消して量産化することができました。


難しい加工のご依頼でも、試行錯誤することで可能にすることがワカエの考えでもあります。
プレス加工のことならぜひ、株式会社ワカエにご相談ください!

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